たまやぁー!かぎやぁー!
花火ってとってもキレイだけど
一瞬で散っちゃうから撮影は難しそう
花火の撮影には普通の撮影とは違ったノウハウが必要になってくるわ
花火を美しく撮影するための方法について説明します。花火の撮影はクリエイティブで楽しい経験であり、以下のポイントを考慮することで素晴らしい写真を撮ることができます。
三脚を使用: 花火の撮影では、カメラを安定させることが重要です。三脚を使用することで手ブレを防ぎ、クリアでシャープな写真を撮ることができます。
三脚で撮影していても撮影地がやぐらや小さな展望台の上なんかだと、人が歩く度に土台が揺れて上の写真のように軌跡が震えてしまうわ!
また撮影時にカメラのシャッターボタンを押すと三脚本体が揺れてしまい、失敗写真になってしまうの
専用のリモコンやスマートフォンのアプリでリモート撮影ができるから、活用したほうがいいわ
手動モードを選択: カメラの手動モード(Mモード)を選択し、絞り値、シャッタースピード、ISO感度などの設定を調整できるようにしてください。花火の撮影では完全な制御が必要です。
多くのレンズにはオートフォーカス・マニュアルフォーカスの切り替えスイッチがついているわ
これをAF→MFに切り替えることでマニュアルフォーカスでの撮影が可能になるの
ただし最近のレンズでは軽量化のためにこのAF/MF切り替え
低感度のISOを選択: ノイズを最小限に抑えるために、低感度のISO(通常はISO 100またはISO 200)を選択します。
絞りを調整: 開放絞り(例:f/8からf/16)を選択することで、花火が鮮明に写り、多くの光が捉えられます。
シャッタースピードを設定: 花火を撮影する際、シャッタースピードは重要です。通常、2〜4秒程度の長い露出時間を選びます。試行錯誤しながら最適なシャッタースピードを見つけましょう。
シャッタースピードを1/50程度にした例ね。
手持ち撮影だとコレよりシャッタースピードを遅くすると手ブレが発生しかねないわ
花火撮影で手持ちは不利ね
シャッタースピードを10秒に設定して撮影したものね
10秒露光させているので、花火の軌跡が美しくでているわ
ただしその分光の取り込み量が増えてしまうので、画像のように光が重なりすぎて白飛びしてしまうわ
このあたりの露光時間・ISO・絞りの調整は非常に難しく、何度も撮影にトライしながら覚えていくとよいわ
フォーカスを手動に: オートフォーカスではなく、手動フォーカスを使用して花火にピントを合わせます。一度ピントを合わせ、その位置をロックしておくことがおすすめです。
リモートシャッターコントロールを使用: シャッターボタンを押す際にカメラを触らないように、リモートシャッターコントロールやタイマーを使用してシャッターを切ります。これにより、ブレを最小限に抑えられます。
フレームの選定: 場所を選んで花火のフレームを設定し、被写体や背景を考慮して構図を決定します。建物や景色を取り入れることで、より魅力的な写真が撮れることがあります。
花火は花火単体だとその大きさをおおよそでしか想定できないわ
花火だけで写してしまうと、オーバーに言えば手持ちの花火も大型の打ち上げ花火も同じようなものに見えてしまうの
だから上の写真のように、町並みも一緒にいれてあげることで、花火のスケールの大きさをアピールできるのよ!
露出補正: 撮影中に露出補正を調整して、写真の明るさを微調整できます。花火の光を適切にキャッチするために、必要に応じて調整しましょう。
多重露出: 複数の花火を1枚の写真に組み合わせたい場合、多重露出を使用してそれらを重ね合わせることができます。この方法で美しい花火の絵を作成できます。
上の写真は15秒の露出を行ったものね!これだけ長い時間だと花火大会のスケールの大きさがよくわかるわ
ただし煙や飛行機・ヘリコプターなどの明かりが入りこみ安くなるので、悩みどころよね
撮影前に場所を確認: 花火大会の場所やタイミングを事前に確認し、最適な位置にセットアップしましょう。人混みの中で撮影する場合は、場所を確保しやすい時間に到着することが大切です。
花火会場はとにかく人混みがおおくなって大変よ
特に市街地の場合は電線・電柱やビル・建物などが密集しており、ファインダーに入れたくないものがたくさんあるのでおすすめしないわ。
マスターはとにかく人混みが大嫌いだからって理由で
知多半島の先端で行われている花火大会を
対岸の伊勢志摩から撮影したわ
それが上の写真ね!
花火の撮影は繰り返しの練習が必要な場合もあります。実際の撮影中に設定を調整し、最良の写真を得るために試行錯誤しましょう。そして、楽しんで撮影を行うことを忘れずに、美しい花火の瞬間を捉えましょう。