広い範囲を撮影したいときは超広角レンズを使用するに限るわ
最近のスマートフォンは14mmほどの広角レンズ内蔵だから
広角はスマフォを使うのもお勧めよ
超広角レンズは、広い視野を持ち、特有の魅力を提供するレンズの一種です。以下は、超広角レンズの魅力についてのポイントです:
広い視野と奥行き感:
超広角レンズは非常に広い視野を捉えるため、被写体や風景の広がりを効果的に表現できます。これにより、風景写真や建物の内部などで奥行き感が強調され、印象的な写真が撮影できます。
建築写真:
超広角レンズは建築写真家にとって非常に魅力的です。建物や都市景観を撮影する際、建物を立体的に捉えることができ、垂直なラインが歪まないことが特に重要です。
インテリア写真:
室内の撮影において、部屋全体や狭いスペースを効果的にキャプチャーできます。家具や装飾が広がりを持ち、より包括的な写真を提供します。
ダイナミックな景観:
自然の風景や都市のパノラマを撮影する際、超広角レンズは広大な景色を捉え、雄大さやダイナミクスを強調します。特に山岳風景やビーチなどの開放的な場所で活用できます。
超広角レンズの一番感じやすいメリットはこれね
大迫力の風景写真!風景写真が好きなら一本は持っておきたい超広角!
近接撮影:
超広角レンズは被写体に近づけて撮影できるため、被写体との距離感を強調した写真を撮ることができます。これは特にクリエイティブなポートレートやマクロ写真に役立ちます。
超広角は被写体によって迫力のある構図を撮りやすいわ
腕の見せ所ね
クリエイティブな効果:
広角の歪みやピントの深さを利用して、アート性の高い写真を撮ることができます。非常に近づいて被写体を歪ませたり、水平線を強調するなど、クリエイティブな効果を得られます。
屋内や狭いスペース:
超広角レンズは屋内や狭いスペースでの撮影に適しており、制約のある環境でも広大な範囲をキャプチャできます。
ストリートフォトグラフィー:
都市のストリートシーンを撮影する際、超広角レンズは視覚的に魅力的な絵を提供します。建物、人々、道路などが一つのフレームに収まり、ストリートフォトグラフィーに新たな視点を提供します。
新しい視点:
超広角レンズは通常の視点から逸脱し、非日常的な視点を提供します。新しい視点を見つけ、日常のものを驚きに満ちたものに変えるのに役立ちます。
超広角レンズは多くのクリエイティブな可能性を提供し、写真家に新しいアプローチを試みる機会を提供します。その魅力は、様々な撮影スタイルやシーンに適しており、幅広い写真愛好家に向いています。
超広角レンズのデメリット
超広角レンズには多くの利点がありますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。以下は、超広角レンズの主なデメリットです:
歪み:
超広角レンズは広い視野を捉えるため、歪みが生じやすいことがあります。特にレンズの周辺部分で歪みが目立ち、直線が曲がったように写ることがあります。この歪みは、建築物や水平なラインの写真で問題となることがあります。
左上を見てもらうと、映像がとっても流れてしまっているわ
右側が写真の中央なんだけど、比較すると明確に違うわよね
安物のレンズはこの傾向が顕著になるわ・・・f値を上げればだいぶ改善するんだけどね
ピントの深さ:
超広角レンズは通常、広い範囲がシャープに写りますが、ピントが合った範囲が非常に広いため、ボケ味(背景のぼかし)を得るのが難しいことがあります。被写体と背景の両方が鮮明に写ることが一般的です。
光の落ち込み:
一部の超広角レンズは、画像の周辺部分で光の落ち込み(ヴィネッティング)が生じることがあります。これは、画像の周辺が暗くなる現象です。
安物の超広角レンズやAPS-Cレンズをフルサイズ機で使うと、上の画像のように周辺部の
光が暗くなってしまうわ
これを味として使いこなすのもアリだけど、普通はあまり歓迎されない効果ね
前景の不必要な要素:
超広角レンズは広い視野を持つため、不必要な前景の要素がフレームに入り込むことがあります。これは、写真の中心的な被写体を隠すことがあります。
ダムだけを撮影したいのに余計な建物まで入っちゃう・・・
これが超広角レンズを扱うときの難しさよね
特定の被写体に適さない:
超広角レンズは特定の被写体に向いており、ポートレート写真やテレフォト撮影には適していません。特にポートレート写真では、歪みが不利に働くことがあります。
女性の顔を撮影するときに超広角レンズを使用するのはNGよ!
顔全体が広がって見えちゃうし、体型は太って写っちゃうの
コスプレイヤーを撮影する時なんかは70-200mm f2.8などの比較的望遠よりなレンズが好まれるのはこういう理由があるのね
フィルターの制約:
一部の超広角レンズはフィルターを取り付けることが難しい場合があります。フィルターを使用する際には、レンズのタイプやフィルターホルダーを考慮する必要があります。
フルサイズの12mm・14mmクラスになるといわゆる「出目金レンズ」になっちゃう
普通のフィルターのようにレンズ前につけられないから、カメラ側につけるんだけど特殊な扱いになっちゃうわよね
出目金だからうっかり傷をつけちゃう可能性もあるしね
価格:
品質の高い超広角レンズは、他のレンズに比べて高価なことがあります。
ソニーの12-24mmは本当に最強よねぇ・・・
でも値段も最強だし出目金だから扱いが難しそう
超広角レンズは特定の撮影スタイルやシーンに向いており、その特性を理解し、制約を乗り越える方法を学ぶことが重要です。特に風景写真や建築写真において、広い視野を活かすのに効果的ですが、歪みやピントの深さに注意を払う必要があります。
おすすめレンズ
Tokina FiRIN 20mm F2.0 FE MFはトキナのレンズで定価は16万円もするレンズだ。
筆者のお気に入りのレンズ。中古価格が16000円程度だったので購入。
広角としては20mmとそれほど広い訳では無いが、f値が2.0と明るく、日常的な風景写真や星空撮影用として非常にコストパフォーマンスに優れているレンズ。
AFのものもあるが、MFのものをあえて使用することで、f値変更やピント合わせなど、レンズ自体の知識を習得できるので意欲のある初心者の方におすすめしたいレンズだ。
まとめ
・広角レンズは撮影場所が限定された観光地・室内などで有用
・星空を撮影するのに適している
・フルサイズでは12mm・14mm・16mm・20mmが超広角として一般的だが、12mm・14mmのレンズは非常に高額
・安物の超広角レンズは端がケラれたり、絵が流れたりする
超広角レンズにも色々あるけど、12mm・14mmのものは非常に高額よ
「超広角の1mmは血の1mm」と言われるけど、初心者は20mm程度から始めるのもいいわね
上で紹介したトキナのレンズは中古だととても安くて汎用性が非常に高いので
初心者に特におすすめしとくわ